2025/10/28
私達の研究室のあるB3号館は、理大岡山キャンパス内で一番高いところの斜面上に建っています。建物の基礎は、尾根側はコンクリートを介して斜面上部に直接支持されていますが、谷側は1階床下の柱が杭で支えられる構造になっています。尾根側と谷側で支持形態が異なるため、地震時に建物が複雑な揺れ方をすることが考えられます。
このような建物の振動の特徴を確認するため、10月6日・7日の両日、B3号館の各階と周辺地盤で、通常時でも発生しているわずかな揺れ(常時微動といいます)の測定を実施しました。測定は、清水建設株式会社技術研究所から専門家に来て指導して頂きました。比較のため、斜面の下部で傾斜が緩やかな場所に建つ、同じ5階建てのD4号館についても測定を行っています。
結果を分析して、4年生の卒業論文としてまとめる予定です。
測定した建物の配置(岡山キャンパスマップに加筆)

B3号館 D4号館

測定状況