学科長ごあいさつ

 建築学科は2007年に創設され今年で12年目を迎えます。その間に多くの卒業生を輩出し,地域の皆様と共に成長し,地域の建設業の発展に大きく貢献してきました。現在の建設業を取り巻く環境は,経済の発展に伴い,人材不足に伴う生産性向上,気候変動や自然災害に対する備えなど多くの課題を抱えており,益々建築の専門家の養成が必要とされてきております。

 建築は人類誕生から現在に至るまで人間の営みには欠かせないものであり,また科学の進歩や産業の発展と共に進化し,一方で地球環境や自然界との係わり合いから課題も多く発生してきております。建築物は数十年にわたって使われるものであり,その間に社会システムや自然環境の多様な変化に対応できるものでなくてはなりません。そのために本学科では多彩な教授陣をそろえ,様々な分野で基礎的な教育から実務的な教育まで幅広い教育を行っております。

 色々な用途の設計課題に対して設計図や模型製作を通じて自らの考えを説明する設計演習,コンクリートや鉄骨などの材料の破壊性状を理解する構造実験,人工気候室を使った環境設備演習など実習・体験形式の授業に重点を置いており,そのための施設も充実しております。また卒業研究では,建築やまちづくりのための地域の建物調査と復元,様々な地域の課題解決などに積極的にとりくむ実務的な研究活動も幅広く行っております。

 本年は令和元年という新しい時代の始まりの年を迎えます。これからもこれらの教育方針の下で地域に根付いた建築学科として皆様と共に益々成長して行きたいと思っております。そのために日々の研鑽を図ってまいりますので,ご支援,ご協力をよろしくお願い申し上げます。

2019年度建築学科長 中西 啓二

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